ユキさんの妄想シチュエーション

 
"妄想シチュエーション"とは、恋に憧れる仮想マネージャーのユキさんが推しメンとの理想のシチュエーションに溺れるコーナーです。


鳥羽 恭平 の場合

 
 
 
わたしの彼は大学時代の部活の後輩。
 

社会人と学生、前ほど一緒にはいられないけれど今も変わらずらぶ。
最近はお互い忙しくて、ゆっくりデートもできていない…。
 
そんな彼と今日は久しぶりのデート。
ダッシュで、けど準備は抜かりなく家を出る。
 

待ち合わせはいつもの木の下。
 
 

どこかな…いた!
 
 

 
 
(綺麗すぎるうなじを撫ぜたい衝動を抑えながら)ごめん、お待たせ…!
「大丈夫、待ってないよ!ゆきさん…今日もすごくかわいいね。」
 

わたしの頬にかかった髪を耳にかけてくれながら、ナチュラルイタリア人な彼。アモーレ。
 

「美味しいパスタのお店見つけたんだ!ゆきさん食べたいって言ってたでしょ?」
 

美味しいパスタ作れないわたしのために、美味しいパスタのお店を探してくれる、大貧民負けてマジギレしないあなたが大好き!!
 
 
 

彼の選んでくれたお店でランチした後は、琵琶湖の周辺をお散歩。
 

 

「ゆきさん見ててー!」
 
 

 
突然のフレッシュ愛嬌出血大サービスに、落ち葉を若葉と見紛う。心も潤う。
今も昔も変わらない、母性くすぐる彼の姿をお姉さんらしく見守る。
 
 

けれど、はしゃぐ彼を見つめているうちに、愛しさといつも会えない寂しさが込み上げてくる。

そんな様子気づいたのか、心配そうにわたしに近づく彼。
 

なんでもないと首を振る。
 


「ゆきさんはいつも我慢しすぎ…たまには俺のことも頼ってよ。」
 

彼はちょっと拗ねたような、けれどとても優しい表情で、わたしの肩を抱く。
年上だからといつもかっこつけてたのを見透かされていたみたい…。
 
彼の体温に包まれていると、頑なな心もほぐれてくる。
 
今日くらいは甘えてみてもいいかなと、彼の肩に頭をのせると、彼の匂いに混じって冬の匂いがした。
 
 
…やっぱり今日だけじゃなくて冬の間、彼に甘えてみようかな。
 
 
 
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